Frequently Asked Questions About Japanese

「ください」と「お願いします」の違い / Difference Between “Kudasai” And “Onegaishimasu”

「ください」と「お願いします」は同じ? 「コーヒー、ください」と「コーヒー、お願いします」。 どちらも簡単な注文方法ですね。どちらも「Please」の意味ですよ、という説明を聞いた方も多いのではないでしょうか。 はたして、「ください」と「お願いします」はいつでも同じように使えるでしょうか。 今日はその違いを確認しましょう。 同じように使えない場合 例えばタクシーに乗ったとしましょう。 「駅、お願いします。」これは問題なく使えます。駅に行きたいです、連れて行ってください、という意味ですね。 では、「駅、ください。」これはどうでしょうか。ちょっとおかしいな、と感じませんか? ください 何か物を渡してほしいときや、具体的な行動を求めるときなどに使う、直接的な依頼表現です。 「駅、ください」では、まるでタクシーの運転手から駅を譲ってもらいたいかのように聞こえてしまいます。 「ください」は、「~てください」(利用してください、など)「~をください」(「を」は省略可能)「ご~ください」(「ご利用ください」など)の形で使います。 「駅の近く、ください」や「駅の近くまで、ください」といった表現は使いません。 お願いします 希望を伝えるときに、「ください」に比べて丁寧さと間接的な印象を加えることで、表現の強さを和らげるために使います。 「駅、お願いします」は、「駅(に連れて行ってくれることを)お願いします」というセンテンスが省略された表現なのです。 決定的な違い 「ください」はソフトな命令! 「ください」を使うとき、話し手は相手が依頼に応じることを前提にしています。そのため、実際には軽い「命令」ということができます。 例えば「書類にサインしてください」や「黄色い線の内側まで下がって電車をお待ちください」といった表現には、相手がそのとおりに従うことを想定しています。 「お願いします」は相手の都合に“少し”配慮 著名人にバッタリ会ったときに、人によっては「握手をお願いします」「一緒に写真、お願いします」と言うことがあるかもしれません。できればそうしてほしい、でも断られる可能性もある、と感じたら、「ください」ではなく「お願いします」の方を選んで使うかもしれません。 「お願いします」は、あくまでも自分の希望を伝えるというスタンスであるため、相手に断る余地や交渉の余地があると感じてもらうことができます。そのため、「ください」よりは相手の都合に配慮した表現と言えるでしょう。ただ、「お願いします」も依頼としては少し強めな表現だということは覚えておくといいでしょう。 より丁寧に依頼するために 多くのシチュエーションでは、さらに丁寧な依頼表現をすることが必要です。 英語でも、「Please」だけでなく、「Could you kindly ~?」や「Would it be possible ~ by any chance?」など、相手に配慮する表現が使われますね。 日本語にも多様な依頼の表現があり、それぞれ微妙な違いがあります。 例えば「ください」や「お願いします」を使う場合でも、「ますか」「ませんか」「ませんでしょうか」を足すとそれだけでだいぶ印象が柔らかくなります。 もう少し間接的で、さらに丁寧に表現するには、他にも、こんな表現を使うことができます。 まとめ 丁寧さを示す表現は長くなる傾向がありますが、その分、断りやすくすることで相手に安心感を伝えたり、こちらの相手に対する心遣いを伝えたりする効果があります。 依頼の仕方は、相手との関係や状況に応じて使い分けるのがポイントです。 緊急の依頼や指示では「ください」の表現の方が、意図がより正確に伝わり、必要である場合もあります。 相手に対する敬意や柔らかさを重視する場合には、「お願いします」や、さらに丁寧な表現を選びましょう。 “Kudasai” and “Onegaishimasu” : What’s the Difference? Are “Kudasai” and “Onegaishimasu” the Same? When we hear phrases like “コーヒー、ください (Coffee, kudasai)” or “コーヒー、お願いします (Coffee, onegaishimasu),” we may wonder if they both mean “please” in Japanese, especially since both can indeed be used to make requests. However, are “kudasai” and “onegaishimasu” interchangeable in all situations? Let’s explore when they can and cannot be used in the […]

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「いい気持ち」と「いい気分」の違い / Difference Between “Ii Kimochi” And “Ii Kibun”

「いい気持ち」と「いい気分」、どう違う? 今日は朝から天気が良くて、ジョギング日和です。風も柔らかくて、すごくいい気持ち。そういえば、昨日友達に髪型を褒められました。そのこともあってか、その時からずっといい気分で過ごしています。 ……。 「いい気持ち」と「いい気分」、似ているのになぜわざわざ違う表現を使うのでしょうか。 「気持ち」と「気分」は心の状態ですね。似た言葉に「感情」もありますが、これらはどんなふうに違うのでしょうか。それぞれの意味を見ていきましょう。 「気持ち」、「気分」、「感情」 気持ち 何かが心に影響を与えた結果としての、比較的短期間の感じ方です。英語の “feeling” に近いです。 例文 使い方のポイント:「気持ち」は、物や出来事に対して湧き上がる個人的な感覚を表します。 気分 環境によって影響を受けやすい、比較的長期にわたる心の状態を表します。英語の “mood” に近いです。 例文 使い方のポイント:精神状態が天気や体調、周囲の人間など何らかの要因の影響を受ける場合に使うことが多いです。 感情 人間が抱く喜び、怒り、悲しみ、驚きなどの本能的な心の状態です。時に制御が難しく、行動に大きく影響を与えることもあります。英語の “emotion” に近いです。 例文 使い方のポイント:心情の反応の強さを伝える場合などに使用します。 「いい気持ち」と「いい気分」 「いい気持ち」は、一時的な個人的感覚としての心地よさを示します。シャワーを浴びます。3日ぶりです。シャワーを浴びながら実感します。「ああ、なんていい気持ちなんだ!」 それに対して「いい気分」は、比較的長く続く良い心情を表します。シャワーを浴びて、さっぱりしてから、涼やかなクーラーの効いた部屋の中で、風呂上りにビールを一杯。妻や子供たちは楽しそうにテレビを見ている。「ああ、今夜も良い気分だなぁ。」 違いが感じられましたか? ところで、「ああ、いい感情だ」とも言えるでしょうか? 「いい感情」は、「持つ」「抱く」といった動詞とともに使うものであり、「いい感情だ」という表現はしません。例えば、「してほしいな」と思うことを何も言わずともしてくれる相手には、いい感情を持つ(抱く)ことが多いですよね。 「気持ちが悪い」と「気分が悪い」 「気持ちが悪い」という表現は、対象物に対して嫌な心情を抱く場合(例えば虫が苦手な人がゴキブリを見たときなど)や、身体的に辛い場合(例えばお酒を飲み過ぎたときなど)に使います。 そして、「気分が悪い」は、雰囲気や心情が悪化したことを表します。例えば、「飲み会で周囲が他人の悪口ばかりで盛り上がっているのをみて気分が悪くなり、早めに帰った」とか、「SNSを見ると他人ばかり成功しているようにみえてどうも気分が悪い」といった表現を使うことができます。 まとめ 気持ち、気分、感情の意味合いと、使われ方の違いが少しクリアになりましたか。 この記事のタイトルにある「いい気持ち」と「いい気分」の違いは、その持続時間と対象の広さにあります。 「いい気持ち」:一時的な感覚、特定の対象に対する心の状態 「いい気分」:比較的長く続く状態、より広範囲な心の状態 言葉の意味を正しく理解し、使い分けると、自分の気持ちをより正確に伝え、相手の気持ちを理解することができるようになりますよ。 “いい気持ち” (ii kimochi) and “いい気分” (ii kibun): What’s the Difference? This article explores a common question among Japanese learners: what’s the difference between “いい気持ち” (ii kimochi) and “いい気分” (ii kibun)? These expressions are frequently used and seem similar, yet native speakers make a clear distinction. There’s also the similar term “感情” (kanjoo), meaning “emotion.” To understand why they choose one over the others, let’s examine each term closely. Understanding “気持ち” (kimochi),

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Japanese Sentence-Ending Particles: Add Flavor to Your Sentences!

When learning Japanese, you might notice how sentences can end with different little words like ね, よ, or か. These are called 終助詞 (しゅうじょし), or sentence-ending particles, and they add important emotional nuances or emphasis to what you’re saying. Let’s explore the most common ones with examples and illustrations! Summary Table: Japanese Sentence-Ending Particles Particle Use Explanation Example Sentence Translation ね (ne) Seeking agreement or empathy Adds a soft tone, similar to “isn’t it?” 今日は暑いですね。 It’s hot today, isn’t it? よ (yo) Providing new information or emphasis Used to emphasize something or share information 明日、休みですよ。 Tomorrow is a holiday, you know. よね (yone) Seeking confirmation Combines emphasis and confirmation 明日、休みよね?

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