皆さん、こんにちは。日本で日本の文化と語彙を学ぶコーナーです。
下の動画も参考にしてくださいね。
最後にクイズがありますよ。
今日は、昔の日本の暮らしに隠された「ものすごい知恵」について、みなさんと一緒に見ていきたいと思います。
テーマは、江戸時代のサステナビリティ。 そして、今や世界共通語にもなりつつある「もったいない」という言葉に込められた、深い精神です。今の私たちの生活にも役立つヒントが、きっと見つかるはずですよ。
江戸時代ってどんな時代?

まず、江戸時代について少し振り返ってみましょう。 1600年頃から始まり、約260年間、つまり2世紀半以上も続いた時代です。世界的に見ても、これほど長く平和が続いたのは非常に珍しいことでした。
大きな戦争がなかったおかげで、人々は独自の文化や社会を発展させました。そして今、この時代の「物や資源を無駄にせず、大切に使い続ける暮らしぶり」が、世界中から改めて注目されています。
「もったいない」の本当の意味
江戸時代の人々は、ほとんど何も捨てませんでした。 それは単に「貧しくて新しいものが買えなかった」からだけではありません。物に対する考え方が、今とは根本的に違っていたのです。
その中心にあるのが「もったいない」という精神です。 英語では “wasteful” と訳されることが多いですが、それだけではこの言葉の深さは伝わりません。
「もったいない」とは 単に「無駄はダメ」という意味だけでなく、物の本来の価値を認め、それを使えるようにしてくれた自然や、作った人への感謝と尊敬が含まれています。
物の命を最後まで大切に使い切る。それが当たり前であり、そうしないことへの「残念だな」という気持ち。それが「もったいない」の正体です。
1枚の服がたどる「循環」の物語

具体的に、江戸時代の人たちがどれだけ徹底していたか、1枚の服の物語を追いかけてみましょう。
- 修理して着る: 汚れたり破れたりしたら、丁寧に直して何度も着ます。
- 形を変える: ボロボロになって着られなくなったら、小さく切って座布団やオムツにします。
- さらに使い倒す: それも古くなったら、次は雑巾にして家を掃除します。
- エネルギーに変える: 雑巾としても使えなくなったら、最後はかまどで火を起こす燃料にします。
- 土に還す: 燃えて残った「灰」は肥料として畑にまかれ、また新しい野菜や綿花を作る土へと戻ります。
このように、1つの物が役割を変えながら、全く無駄なく命を全うする。これこそが理想的な循環型社会でした。
現代の「便利さ」と「ゴミ捨てルール」

現代に目を向けると、私たちは安くて便利な「ファストファッション」の時代に生きています。飽きたらすぐに捨てることに、あまり罪悪感を感じなくなっているかもしれません。
もちろん、医療現場の衛生用品や食品のパッケージなど、「使い捨て」が私たちの健康と安全を守ってくれているという現代ならではの利点もあります。
では、現代の日本に「もったいない」はもう残っていないのでしょうか? 実は、日本の厳しいゴミ捨てルールの中に、その精神が形を変えて生きているのかもしれません。
- 細かな分別(燃える、燃えない、プラスチック、ビン、缶、古紙など)
- 粗大ゴミを捨てるための手数料と手続き
「捨てるのがこれだけ大変なら、もう少し長く使おうかな」「誰かに譲ろうかな」というブレーキになっているとしたら、それもまた一つの現代版「もったいない」と言えるのではないでしょうか。
まとめ:みなさんに質問です
江戸時代の知恵から、何か感じたことはありましたか?
- あなたの国では、ゴミの分別は厳しいですか?
- 壊れても直して、ずっと大切に使っている物はありますか?
- 江戸時代のような「循環する生活」について、どう思いますか?
ぜひコメント欄で教えてください。
問題です!
📚 江戸の知恵:語彙クイズ
Q1. 「循環(じゅんかん)」の正しい意味はどれですか?
Q2. 「根本的(こんぽんてき)」に考えが違う。この「根本的」とはどういう意味?
Q3. 植物がよく育つように土にまくものを何と言いますか?
🍃 江戸の知恵:サステナビリティ・クイズ
Q1. 「もったいない」という言葉には、どんな気持ちが含まれていますか?
Q2. 江戸時代、雑巾(ぞうきん)としても使えなくなった服は、最後にどうなりましたか?
Q3. 現代の日本の「厳しいゴミ捨てルール」は、どんな役割を果たしていると述べられていますか?
少し難しかったですか?感想を書いてくれたらうれしいです。
それでは、またお会いしましょう!
